【映画曲解】radius半径15m以内即死は罪の所在を問うている

(r)adius-ラディウス あらすじ　トレイラー

近寄るな、キケン! ! その男に近づいた者は 突如目の前で倒れて死ぬ! ! 続々と増えていく死者。

―そこへ1人の記憶喪失の女が現れる。なぜこの女だけ死から逃れるのか? 突如降ってきた閃光は?! 記憶を失ったふたりがたどりつく衝撃の結末! !

ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督『メッセージ』のVFX制作会社が描き出す未知なる世界! 予測不可能な衝撃のラストが待ちうけるSFシチュエーション・スリラー! !

全然、そんな、スリラーじゃ無い…。

僕は本編見てから、上のトレイラー見たんですけど、、全然違う映画です…。

トレイラーだと、ホラーっぽさと言うか、スリリングな感じが強調されていますけど、僕はそこまで怖さみたいなものは感じずに、映画を見る事ができました。（ホラーは無理）

映画radiusのレビュー

他のプロット結構完璧やけど雷のところだけは無理やり過ぎるんやろなぁー！！あそこだけ作者思いつかんかって神頼みの筋書き

yusuke0516の感想・評価

面白かったがバッドエンドすぎたしあの光の謎が1ミリも解明されていなくて少し残念だった

yuuuの感想・評価

　主人公の特殊能力の解明がされないまま終わったのでビックリしたが、そこに論点を置かなければとてもいい映画なのかもしれない。

くぼゆーの感想・評価

いろんなレビューがある中で、特に多かったのが、特殊能力開花の謎。なぜ？って言う部分は確かにあるのかもしれない。

でも待ってほしい。本当にそこに明確な理由なんてあるのだろうか。

(r)adiusを曲解してみる

犯罪を犯す人にも説明不可能な原因がある

映画を順当に見れば、

主人公のリアムは”近づくだけで周りの人間の命が失われていく特殊能力が身についてしまった”わけであるが、実際にはリアムは”元々”シリアルキラーで、多くの人の命を奪っていたのである。

では、「”元々”シリアルキラーだった」の”元々”とはいつからのことなのか。生まれつきシリアルキラーなんてことはなかったであろう。何か（環境・出来事）が原因でシリアルキラーになってしまったのかもしれない。

それはまさに、この映画の謎の雷光のように原因はわからず、語られず、うやむやにされて。

そういった意味でこの映画radiusではシリアルキラーの主人公を”記憶喪失”にして問題提起している。記憶喪失状態のリアムには殺人鬼のような歪んだ人格は見受けられず、自分が殺人鬼であったことを思い出した時には強い拒否反応を示していた。

それでも人を殺めてしまう。

主人公リアムに’人を殺したい’欲求がなくても、なぜそうなってしまうか分からなくても、現実に人を殺し続けてしまっている。

そんな中で映画後半に記憶喪失のリアムが呟く

当たり前である。放って置いたら人がどんどん死ぬんだから。

しかしその場合、リアムの人権は？

無意識に人の命を奪うような奴に人権なんてあるわけがない？

いや、そこには何か原因があって、彼もそれに苦しむ一人の人間なのか？

現実の犯罪や問題にまで汎化させるのはあまりにセンスィティブで公にステートメントするのは気が引けるが、個人で思考を深めるのは悪くないだろう

ってゆーのが、このB級映画radiusが伝えたかった事なのである（曲解）。

余談：罪の所在と死刑制度

そういえば「あなたの番です」も犯人はシリアルキラーの 自分ではコントロールできない系の人でしたよね。（あんまりしっかり見てないんでHuluでもう一回見たい。）

罪の始まりはどこなのか。

育成環境、教育、出来事、生まれつき、トラウマ

ちょっと前に日本の死刑制度が欧米諸国から注目されましたね。「非人道的」であるとか、「基本的人権の無視」であるとか。

そういった部分も国際問題として認識して考えを深める必要があるってことなんじゃねえかな。🕶